宝塚記事が充実しているSANSPO.COMに、マギーが!
【月組】星条海斗 The name of タカラジェンヌII
2008.8.11 16:30
日米のハーフで、父の国の国旗より「星条」。日米をつなぐ「海」、その指針となる北斗七星の「斗」を組み合わせた。「日米の懸け橋となるようなスケールの大きな男役になりたい」との願いを込めたという。
エキゾチックな容貌(ようぼう)と173センチの長身が人目をひく大型男役スター。現在、福岡・博多座公演「ME AND MY GIRL」(24日まで)で、ヘアフォード家の弁護士パーチェスターを演じている。当たり役の大ベテラン、未沙のえる(専科)とはまた違った、新進気鋭の若くてかっこいい弁護士像だ。「弱気のときもあったけれど、私にしかできないことを探すしかないと、日々、変化してやっています」
ショー・スケーターにあこがれて、10歳から本格的にフィギュアスケートを習っていたが、宝塚歌劇の「ハウ・トゥ・サクシード」を初めて見たとたん、「絶対ここに入る」と方向転換。中学3年にあたるアメリカンスクール9年生のときに受験し、一発合格。音楽学校時代は「日本の文化や伝統を受け継ぐことはすごく大事と思った」そうだ。
初舞台は「源氏物語あさきゆめみし」で、月組に配属。ターニング・ポイントになったのは平成17年「レビュー・オブ・ドリームズ」のロケットボーイという。「初めてセンターで1人で踊ったんです。一生分の緊張を使い果たした感じでしたが、おかげで自信がついて、その後の舞台が怖くなくなりました」
18年「暁のローマ」新人公演に初主演し、英雄カエサルを堂々と演じた。今年はバウホール「ホフマン物語」の悪魔役も印象的。
「内面から輝ける、麻実れいさんみたいな男役になりたい。来年の研10(入団10年目)からが勝負と思ってます」(平松澄子)
写真は、パーちゃんの「お屋敷の弁護士」
残念ながら流し目写真ではないので、ノックアウトされるよな色っぽさはこの写真だけでは感じられないのですけれど。
あぁ、諦めモードだというのに・・・
よりによってマギーのパーちゃんとは・・・
その1はコチラ→ ☆宝塚月組「ME AND MY GIRL」その1@2008.08博多座☆
続きです。何について書いていなかったかって、ジョン卿・マリア・パーチェスターです・・・
そうです、今回の遠征を決めた最大の理由は、園加ジョン卿とマギーパーチェスター!
過度の期待と少しの不安を抱えたまま開幕したのですが・・・
まずパーチェスターについては、未沙さんのイメージがあまりに強い役。
’95年にコウちゃんがやったときは未沙さんを踏襲している雰囲気(しかし若い)で、コウちゃんの雰囲気ならそれは十分可能だから良かったのですけれど、星条海斗と未沙のえるではあまりに違いすぎる・・・どうするのだろう、と不安半分、期待半分でした。
なんなんですかあなた!!!!
「色っぽいパーチェスター」
反則です。よりによって、パーチェスターにドキドキしてしまったではありませんの。
役作りはそれぞれですし、ニンでないものを無理に踏襲する必要はないのですから、大いに結構だと思います。
本当にこれはやられた!と思いました。
流し目なパーチェスター・・・素敵でした。
なのにコネタ満載(笑)
ちゃんと笑いもとっていたし、歌もシッカリ歌っていたし、動きにキレはあるし・・・面白かったです。
日和見的なのだけれど、家族のみんなが好きで、ビルのことも好きなパーチェスター。
私としてはマギーはスター街道まっしぐらでいってほしいので、こんなに上手くパーチェスターをこなしちゃったら心配ですよ・・・
そしてもう一人。ジョン卿です。
事前の期待値が高かったですけれど、ちょっと不安もありましたが、出てきたときに払拭。
そうですね・・・誰に似ているかといえば初演の郷真由加さんみたいな雰囲気なんですが、私はルコさんに見えましたね・・・
おじさんができるスターだっていいじゃない、と思ってしまいましたよ、最近の若手二枚目重視傾向を思えばなおさら。
‘渋いおじさま’がとてもよく似合っていました。
ビルとサリーと接することで、おそらく古い貴族の凝り固まった意識の中に生きていた彼が、少しずつ変わっていくという心のうつろいがとてもよく出ていたと思います。
だから、パブの場面以降、ジョン卿としての器の大きさがかなりはっきり出ていました。
それは存在感につながりますから、パーティーやクリケットの場面でなんとなくウロウロしていても、パッとわかるぐらいでした。
サリーに対しても、マリアに対しても包容力があり、ビルに対しては遊び心がある。そんな素敵なジョン卿。
それからなによりマリアとの関係ですが・・・素敵すぎます、久世さんファンのワタクシ、きりやんのジョン卿にも相当やられたのですが、ベスト・オブ・ジョン卿は園加かもしれません。
というのも、マリアの役作りが大きく影響していますが・・・
マリアは今回は専科の京三紗さん。
いままでのマリア役者(春風ひとみ、邦なつき、出雲綾)と違って、女役としても押し出しが強いタイプではないと思います。
そして京さんのマリアは、まったく異なる役作りをされていました。
おそらく、賛否両論あるでしょう。
マリアなのに物足りないという人もいるでしょう。
一言で言えば、とても上品な上流貴族の奥様。
ビルに対しても物腰も柔らかく、ヒステリックに対応することもなく・・・しかしながら、毅然と、そして誠意を持って立ち向かっているという感じです。
ですから、たまに落とす雷が功を奏するという感じで。
マリアという人物にしては、パンチが効いていないかもしれない。
一家中を存在だけで取り仕切ることが出来る人にしては、押し出しが弱いかもしれない。
でも、強い女だけが、その資格があるわけではない。
京三紗のマリアは、きちんとマリアとして存在していたし、霧矢大夢のビルとも、桐生園加のジョン卿ともきちんと対峙して、その存在感と愛情をもって息づいていたと思います。
そんなマリアですから、ジョン卿に対しても、ビルの件に関しては意見が合わないけれど、長年の友情(愛情?)が築き上げたどんなに自分がわがままを言っても許してもらえる相手、と感じているのかな・・・という雰囲気が全体に漂っていました。
ジョン卿はときどきマリアに告白しようとするし、ビルにも明かしているぐらいですけれど、マリアがきちんと気持ちを出すところはラストシーンまでないのですよね。
それより今はビルを教育することに夢中になっているし。
毅然としながらも、ジョン卿に対する甘えが見えそうで見えない・・・二人にしかわからない何かが漂っているのですよ、見えないところで。
そんなマリアさん、ジョンが告白するときも、ジョンには背中を向けているにもかかわらず「きゃっ♪」って少女のようになっていて、とても可愛らしかったんですよ!
(これからごらんになる方、このときの京さんの表情は、本当に必見です、可愛すぎる!)
可愛く作ることで、学年差を埋めているのだとも思いますけれど、とても京さんに合っていて素敵なマリアでした。
そして、そんなマリアを包み込めるジョン卿も・・・すばらしいですよ、園加さん。
と、この三名のおかげで、ともすれば小さくまとまってしまいそうなところを、うまく膨らましていたと思います。
これ、東京だったら、通い決定ですね。
日生劇場でこのメンバーでやってほしいぐらい、無理だけど。
もちろん、もう一度といわず、二度三度観たいですよ・・・
博多は遠い・・・
とりあえず、DVDは買いましょう・・・
博多座行ってきました・・・
宝塚を東京以外で観るのは、2002年の博多座、花組「Cocktail」以来。
もうわざわざ観に行くことはないだろうなぁと思っていたのに・・・「ミーマイ」が行くのは反則ワザですよ・・・
そして、比較してはいけないと、わかっていながら言わずにはいられない・・・
私、前回の月組より、今回の博多座のほうが、好き。
若いんですよ、全体に。
物足りないところもあったのですけれど、それ以上に良かったです。
博多座の舞台の大きさが、主な出演者が出た時にちょうどおさまりのいい人数だった、というのもあるかもしれませんが。
(東宝はやはり大きすぎる、空間が埋まらない)
ものすごく長いです。
よって、2つにわけることにしました。読みにくくてすみません。
ここを訪れてくださる歌舞伎ファンにはなんのことだかさっぱりだと思います。
そして、宝塚ファンからみたら、よく知りもしないくせに好き勝手言っている、という感じです。
でもミーマイは好きなミュージカルベスト3の中の一つなので、お許しいただければと・・・
と、前置きをしておきます。
イメージとしては、ビルとサリーは天海・麻乃版に近い感じがしました。
ビルの登場のシーンはあざとさがなくて、そのあとにだんだん紳士になっていく過程が自然。存在感も実力もあるきりやんですから・・・不安な材料はなかったのですけれどね。
図書室の場面でサリーを後から抱きしめるところにすごく包容力があったのと、幻想の場面での感情表現がとても素敵でした。
サリーの羽桜しずくは体の細さとかも麻乃佳代を彷彿とさせましたね。
二人を観て天海・麻乃版に近いと感じたともいえるかもしれません。
サリーのナンバーはどれも難しいので、歌はちょっと課題。
感情面では図書室のシーンのビルを思う気持ち、パブの場面からランベスへ帰ってからのジョン卿との心の交流と成長がとても感じられたので、この先もっと良くなってほしいなぁと思いました。
ラストシーンはとても綺麗でした。前の場面との落差がしっかりあって、まさに「化ける」という感じ。サリーという役が合っているのでしょうね。
ジェラルド龍真咲、ジャッキー明日海りおVer.
どちらもビジュアル系だからとっても綺麗。
みりおのジャッキーは大劇場・東京でやっていただけあって、本格的に自分のものになっていました。
まさおのジェラルドは、「育ちのいいボンボンだからちょっと感覚がずれている」という感じがしっかり出ていたところが良かったです。
こうなってくると、逆バージョンが観たくなってくるのですよね・・・
(東京の時に思わなかったのは、ジャッキーのあいちゃんがあまりに上手かったのと、ジェラルドがただの馬鹿みたいで違和感があったからかしら)
惜しかったのはジャッキーのジェラルドに対する想いが全くみえなかったことですね。ちょっと残念。
花瀬みずかがバターズビー夫人。これ、なんで本公演でやらなかったのかしら、という配役でしたけれど。
実は、ちょっと上品だけれどサリーがあーちゃんでも良かったのではないかしら、とか、マリアがあーちゃんのほうが良かったかも、とか思っていました。
始まるまでは。
結果的に、この配役でよかったのですが、歌も上手いし、もっと活躍してほしい娘役なんですよ。
特に月組は全体が若いし、新人公演やバウホールでガンガン主役をやっていた上級生の娘役は、彼女しかいないですからね。
あと、心ひそかなお気に入りのかえことルイスがバターズビー卿とヘザーセットといういい役で満足。
ヘザーセットは、きっちりとした執事という印象。
フィナーレナンバーで、全体が若いのですけれど、センターの園加の後にこの二人が控えていて・・・とてもノーブルで格好よくて素敵でした。
やっぱり、若さだけじゃないんですよね・・・
(でもこの二人、よく似てる・・・)
フィナーレナンバーといえば、マギーと一緒に出てきたみりおじゃないほうの娘役、歌のお稽古頑張ってね・・・椅子から落ちそうになりましたよ・・・
エトワールはあーちゃん。あぁいうところのアクセサリーの使い方とか、本当に上手で素敵でした。
二度目のミーマイ!
前回同様、あいちゃんジャッキー。
う〜〜ん、かわいい。ランベスウォークのはじけっぷりもカワイイ。
カワイイだけじゃなくて、ちゃんと実はジェラルドのことが好きなのよ、というのがよくわかってよかったです。そうじゃないと、なんだか変な娘というので終わってしまいそうなので。ジャッキーにはジャッキーの哲学?で動いているところが多いのだと思うのですよね…人に理解してもらえるかどうかは別にして。
そういうところもキャラクターとしては結構好きだったりします。
若手では、もちろん園加さんとマギーさんなんですが、今回は青樹泉さんが目立ったように感じました。
リカさんが月組時代、抜擢されていて見かけてはいましたがピンとこなかったのですけれど、今回とてもよくなってきたなぁと。アンサンブルでも存在感がありましたし。
全体のバランスもいいですよね、お化粧や衣装の着方など、よく研究されていると思います。
それから娘役では、バターズビー夫人の憧花ゆりのちゃんが、落ち着きがあってよかったですね。まだ下級生だとは知りませんでしたが、一色瑠加さんとのバランスもとてもよかったです。(本当は、あーちゃんにやってほしかった役ではあるけれど)
ミーマイのナンバーはどれも好きなのですけれど、なんといっても元気が出るジャッキーの歌が一番好き(笑)あのワガママっぷりも最高ですね。
サリーの歌ではやっぱりパブの場面と「顎で受け止めて」ですね。
歌になると俄然よくなる彩乃さんにはいいナンバーだったと思います。
それにしても…サリーはイイ子ですね、本当に…
今回は、コンスタントに観続けているH嬢と一緒だったので・・・またまたいろんな人を教えていただきました。
すぐ忘れてしまうけれど。あと、ミーハーポイントが結構一緒なのがいいです。だから、観劇後のおしゃべりも楽しかったです。
(H嬢は大学時代の親友なので、舞台とはぜんぜん関係ない話も多かったからかもしれませんが?)
あぁ、それにしても霧矢ジョン卿はやっぱり素敵だった!
本当の外国のおじさまでいそうな感じ。
博多のビルも楽しみ・・・(そして園加ジョン卿も・・・)
【余談-1】
退団した彩乃かなみさんのサンスポさんの記事
【余談-2】
バターズビー卿の一色瑠加さんの退団された同期・貴羽右京さんがブログをはじめられたようです。
ちょっと読んでみたらとても面白かったので、サイドバーのブログリンクに載せています。
ウィリアム・スナイブスン(ビル) 霧矢 大夢
サリー・スミス 羽桜 しずく
*〜*〜*
マリア公爵夫人 京 三紗
バターズビー夫人 花瀬 みずか
バターズビー卿 良基 天音
ヘザーセット 研 ルイス
ジョン卿 桐生 園加
ブラウン夫人 美鳳 あや
チーフメイド 音姫 すなお
ワーシントン夫人 天野 ほたる
パーチェスター 星条 海斗
ジャスパー卿 朝桐 紫乃
ジェラルド 龍 真咲/明日海りお
ジャッキー 龍 真咲/明日海 りお
ランベスキング 麻月 れんか
ソフィア・ブライトン 萌花 ゆりあ
警官 榎 登也
ディス夫人 妃乃 あんじ
ボブ 響 れおな
ランベスクィーン 玲実 くれあ
メイ 蘭乃 はな
きゃぁ!園加のジョン卿!!!
(いきなりすみません)
そうなったらいいなぁと思っていたので・・・でもマギーかもとも思っていたので・・・嬉しい(笑)
でも、踊る園加じゃないというのは、ちょっと物足りない感じ。
そして・・・パーちゃんはマギーですか・・・貫禄はありますが、すっごい下級生ですけど、と思っていたのですが、どうやら新人公演は卒業したもよう。
二枚目のパーチェスター…汐風幸さんもやってましたからね、いいかも。
ジェラルド=龍真咲だろうと思っていたので、ジェラルドはないだろうとは思っていましたが、ひそかにマギーのジョン卿とか観たかったですね。
そして、博多座でもジャッキーが役替りになるとは・・・
それにしても、園加のジョン卿は楽しみです。
行けるかしら?
ちょっと切なくて、でも人としての成長とか、相手を思いやる心とか、殺伐としていた日常で忘れかけていたものを、非日常の世界で取り戻せるというのは、ちょっと皮肉な感じもしますが、そんなミュージカルが一番好きです。
そして、この「ME AND MY GIRL」はそんなミュージカルに、最もピタリと当てはまる作品だと思います。
そんな大好きなミュージカル。東京に来てやっと観劇できました。
宝塚版は歌詞がいい!
東宝版を観た時に同じことを書いていますね。
今回のキャッチコピーはひとりのラッキーより、ふたりのハッピー!
昔は「いっそ、ふたりで、シンデレラ」だったような気がするのですが。
(こちらのほうが好き)
宝塚に詳しいプリ嬢のご教授の甲斐もむなしく(ほとんど、「あれ、誰?」みたいな感じですが)、下級生の顔と名前は一致しなかったけれど、時々観ている月組なだけに、わからないなりに楽しめました。
今回は、ジャッキーが役替わり。城咲あいちゃんの回を観劇(もう一人のジャッキー・明日海りおさんは男役さんで、新人公演でビルをなさっているようです。初めて聞いた・・・)。
歴代ジャッキーで娘役がやるのは初めてですね。ジャッキーの押し出しの強さとか、奔放さというのが足りないかと思わず、いわゆる宝塚らしい娘役というよりは「女役」という印象が強い城咲さんなので、観る前から特に違和感も感じませんでしたし、観てみたらいわゆるオンナっぽさをうまく出していたし、カワイイ面もあったしでなかなか好演でした。
そして・・・ジョン卿!霧矢さんかっこよすぎる!久々にやられましたねぇ。
もともと、ジョンって好きなんですよ。あしながおじさん的な役だけれど、ビルとつきあっていくことで、ジョンの年齢になっても成長するのだなぁというのを感じられて(マリアも一緒ですが)。
芸達者な霧矢さんですから、確実にポイントを押さえていましたし、フィナーレのあいちゃんとの「Hold My Hand」のジャズアレンジのナンバーもとても素敵でした。
今回のヒットはこの二人で。
そのほか、気になったのは桐生園加さんと星条海斗さん。ふたりとも華があって、パッと眼がいきました。
あと憧花ゆりのさんという、レディ・バターズビーをなさっていた方がとても貴族的で素敵でしたね(この役は花瀬みずかちゃんだと思ってた)。
通路側の席だったので、客席降りのランベス・ウォークは楽しめました。
でも、すぐそばにいた娘役さんは、あんまり楽しそうに踊っていなかった・・・のがとっても残念。まだ下級生で急に抜擢されたみたいなので(新人公演と博多座のサリー・羽桜しずくちゃん)、不慣れなところもあるかもしれないけれど、あぁいう楽しいシーンでは、役者が楽しんでいないと客席も乗れないので・・・ジャッキーのあいあいは、しっかり声も出していたし、もちろんサリーもビルに対する複雑な思いを隠してはじけている様子が見て取れたし、素敵な上級生を見習って頑張ってほしいです。
2008/05/17
花組 宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演 休演者のお知らせ
花組 宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演『愛と死のアラビア』『Red Hot Sea』の休演者をお知らせいたします。
花組 高翔みず希
※体調不良の為、5月12日(月)13時公演より休演いたしておりますが、休演の期間につきましては、下記の通りとさせていただきます。
■休演期間
宝塚大劇場公演 2008年6月16日(月)千秋楽まで全日程
東京宝塚劇場公演 2008年7月11日(金)初日〜8月17日(日)千秋楽までの全日程
第一報が出た時点で、プリ嬢からすぐに連絡をもらっていたのですが・・・最初は休演期間未定、みたいに出ていたので、すぐに復帰してくださるだろうと敢えて避けてきたのですが・・・全日程休演になってしまったみたいです。残念。副組長になったところだったので、ご本人もいつも以上に責任を感じていらっしゃったと思うのですが、そんなことよりも、とにかく早く元気になって、シャープなダンスでお客様を魅了してほしいです。
ミーマイの公演日程を調べるために公式HPを久しぶりにみたのですが、その中で見つけた二ヶ月も前の発表されていた衝撃の?事実。
2008/02/29
月組組長の異動について
月組 次期組長及び副組長が決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
越乃 リュウ・・・月組組長に(2008年7月7日付)
花瀬 みずか・・・月組副組長に(2008年7月7日付)
※尚、月組組長 出雲 綾は、東京宝塚劇場公演千秋楽7月6日付で退団致します。
えぇぇぇぇ??
リュウさまが組長!?
副組長になったときもそれなりに衝撃的だったのですが(あのときはさお太の副組長就任と同時発表だったので、そちらのほうがウエイトが重くてリュウさまのほうまで意識があまりまわなかった)、遂に組長さんですか。
っていうか、リュウ様が組長ってことは、月組の一番上はトップの瀬奈さんですか。
トップ・オブ・トップですね・・・(←タカラヅカ的には意味が違いますわね)
それよりも、それよりも・・・あーちゃんが副組長!
あーちゃんといえば、大和悠河さんの同期でしょ、娘役スターだったのに・・・
リュウ様の組長より、あーちゃんの副組長のほうがずっとずっと衝撃的ですよ。
本当に、月日の流れるのは早い、早すぎる。
はっきりいって、全くもってついていけていないです、ワタクシ。
タカラヅカから離れてしまったから、というのもありますけれど、宝塚に限らず、歌舞伎も、それからその他の日常生活も、全てのことに対して、なんだか取り残されているような恐怖感が襲ってきてしまいました。
そんなことはないつもりなんですけれど、ね。
アイドルと一緒で、回転が早いですからね・・・
そんな中!遂にきましたよ!
ENAKさんありがとう!!!(笑)
The name of タカラジェンヌII 花組 高翔みず希
成熟した男のダンス踊りたい
両親と合作した芸名。
「父が小型飛行機の仕事をしていた関係で、空を高く羽ばたく『高翔』、母がお花の“はなみずき”から『みずき』、私が姓名判断の字画で漢字の『希』にしたんです。今では自然になじんでいます」
軽快でキレのいいダンスが際立つベテラン男役。昨年12月25日付で花組副組長に就任。「責任の重さを感じますが今、自分ができることを精いっぱいやるしかないと思っています」という。
現在、新トップ・真飛聖のデビューとなる名古屋・中日劇場公演に出演中(25日まで)。「メランコリック・ジゴロ」では、謎の浮浪者役で実は…というキーポイントとなる役。レビュー「ラブ・シンフォニーII」では全場面に出て、ダンスリーダーをつとめている。
中学になってジャズダンスを習い始めたとき、偶然に観劇した「風と共に去りぬ」のフィナーレのダンスナンバーに感激。「こんなかっこいいダンスを踊れる所があるんだ」と知り、音楽学校を受験して、2度目の高校1年終了時に合格した。
初舞台は「ベルサイユのばら・フェルゼン編」で、翌年月組に配属。平成10年の宙組誕生と同時に組替え。「宙組の背の高い男役の中で、小柄な私(166センチ)はいかに大きく空間を使って踊るかを学びました。不器用なので、お芝居は役とうまくつきあっていくまでに時間がかかる。ただ、『Crossroad』(11年、シアター・ドラマシティ)のときに、取り組み方が変わり、苦手意識の壁が少し取れた気がしましたね」
12年に花組に組替え。最近では「MIND TRAVELLER」(18年、ドラマシティ)でギャングのボス役を演じたことがうれしかったそうだ。「下級生のころからチンピラ役が多くて、やっとボスになれたんです」
理想の男役は「ハートのある、成熟した男のダンスが踊れること。今年は花組も生まれ変わるとき。自分自身ももう一度、全ての物事に対して素直に、正直に取り組みたい」と抱負を述べた。
タカラヅカはあまり見なくなってしまったけれど、高翔さんが活躍しているとすごく嬉しいのですよね。
宙組の頃はなんかスターみたいで嬉しかったし・・・性格上あまりそういうことはないのですけれど、つい純粋なファン心理になってしまいます(笑)
樹里さんの作品(タイトル失念・・・カルメンの話)のとき、親分やっていたような気がするのですが、あれは‘カルメンの親友’という役でしたからねぇ・・・それより、今の中日劇場の公演が見たくなって今いましたよ!ノーマークでしたけど、全場面で踊っているなんて!
高翔さんのハートのあるお芝居はもちろんなんですけれど、なんといってもダンスが好きなので、これは失敗した・・・と思ってしまいました。
今月は色々うまくいかないです。
ENAKに掲載されている写真は、とてもさおりさんらしいと思います。もっとカッコいいのもたくさんあるはずだと思うのですけれどね・・・
宝塚ファンのプリ嬢から「宝塚観に行きません?」と誘われて、「A-“R”ex」−如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか−を観にいってまいりました。
コスチュームプレイの古典作品みたいなつくりになっているのかと思っていたら、全くイメージしていたものとは異なっていました。
宝塚歌劇団公式HPによると
歴史に名高いマケドニアの王・アレクサンダー3世の短くも烈しい生涯を、時にコミカルに時にシュールに、ポップでシニカルな音楽に乗せて描くショー・ミュージカル。ということで、少し頭の中で軌道修正するのに時間がかかってしまったのですが・・・
舞台は、ミュージカル『アレクサンダー大王の物語』のリハーサル風景として進められ、主人公・アレクサンダー大王は、そこでは、親しみを込め、またはアイロニカルに「アレックス」と呼ばれる。
(以下略)
実際に観てみたところ、リハーサル風景というのはあまり感じない展開になっていましたね。
私はたくさん荻田作品を見ているわけではないのでよくわかりませんが、以前観たことがあるいくつかの作品と同様に、縦糸と横糸がしっかりとしているという印象があるのですが、今回はさらに立体的な幅がある作品を作っているという印象を受けました。
でも、ちょっと難しすぎたのと、ところどころ幼稚さを感じるところがあったのが残念でしたね。
ニッコリと笑って「皆殺し♪」と歌うところも、狙いはよくわかるのですが、短絡的かな、と。
それにしても、出演者の台詞が膨大で、まるでシェイクスピアのよう。
舞台のリハーサルという設定ですが、物語はアレックスの内面で起こっていて、確かにアレクサンダー大王の物語でもあるのですが、一人の人間・・・いかにして生きていくかという一人の人間の物語と置き換えれば、誰にでも当てはまる疑問であり、誰の心の中でも起こる葛藤なのではないかと思いました。
アレックスの悩み、母親のオリンピアスの感情、妹のクレオパトラの立場は誰もが持っている悩みや淋しさ、葛藤であり、アテナやニケ、ディオニソスと神々も台詞は、誰もが悩んだ末に行き着くところでもあるのではないかしら、と。
そういう意味でも、とても宝塚らしくない作品。
台詞劇でも全く通用するところだけれど、宝塚という場所柄、また作品に幅を持たせるために‘ロック・ミュージカル’の体裁をとっているのかしらとも思いました。
真意のほどはわかりませんが、そのあたりが宝塚の制約でもあり、また宝塚だからできる部分でもあるのかもしれません。
アテナの「人間、できることは限られているのよ。だからできる限りのことをやりましょう」というような台詞が一番心に残りました。
役者個人に関しては色々あるのですが、これだけの台詞劇だと、彩乃かなみの滑舌の悪さが出てしまって、せっかくの言葉が通じてこないのが気になりました。歌になるといいのですけどね・・・