金曜、土曜とようやくもう一度観たいと思っていた「喜撰」を幕見してきました。
ふわふわと浮かれた洒脱な舞踊、ということはわかっていたけれど、どういう踊りなのか、ようやく今回初めてわかってきたように思いました。
この舞踊の完成度の高さと、それをきちんとこなしている三津五郎。
‘踊りの神様’といわれた七代目三津五郎はモチロン知りませんが、当代も‘踊りの神様’なのではないでしょうか。
そして、そんな喜撰法師にしっかりと添っている時蔵のお梶がまた素敵で、「小町」の存在を感じさせる品格と、ただツンツンしているだけではない色気と情が感じられました。
喜撰だけがよくても、お梶が物足りないと光りませんからね。
相乗効果で、とても素敵な一幕でした。
このお二人で、ぜひ「六歌仙」の通しを観てみたいです。
いつも楽しく拝読させていただいております。
私も「喜撰」を25日に見ました。
本当に素敵な一幕で、三津五郎丈の喜撰と時蔵丈のお梶が絡む件は見ていてウキウキしました。お二人はお似合いのコンビですね。ご指摘のようにこの二人で「六歌仙」の通しを見せていただきたいものです。