博多座行ってきました・・・
宝塚を東京以外で観るのは、2002年の博多座、花組「Cocktail」以来。
もうわざわざ観に行くことはないだろうなぁと思っていたのに・・・「ミーマイ」が行くのは反則ワザですよ・・・
そして、比較してはいけないと、わかっていながら言わずにはいられない・・・
私、前回の月組より、今回の博多座のほうが、好き。
若いんですよ、全体に。
物足りないところもあったのですけれど、それ以上に良かったです。
博多座の舞台の大きさが、主な出演者が出た時にちょうどおさまりのいい人数だった、というのもあるかもしれませんが。
(東宝はやはり大きすぎる、空間が埋まらない)
ものすごく長いです。
よって、2つにわけることにしました。読みにくくてすみません。
ここを訪れてくださる歌舞伎ファンにはなんのことだかさっぱりだと思います。
そして、宝塚ファンからみたら、よく知りもしないくせに好き勝手言っている、という感じです。
でもミーマイは好きなミュージカルベスト3の中の一つなので、お許しいただければと・・・
と、前置きをしておきます。
イメージとしては、ビルとサリーは天海・麻乃版に近い感じがしました。
ビルの登場のシーンはあざとさがなくて、そのあとにだんだん紳士になっていく過程が自然。存在感も実力もあるきりやんですから・・・不安な材料はなかったのですけれどね。
図書室の場面でサリーを後から抱きしめるところにすごく包容力があったのと、幻想の場面での感情表現がとても素敵でした。
サリーの羽桜しずくは体の細さとかも麻乃佳代を彷彿とさせましたね。
二人を観て天海・麻乃版に近いと感じたともいえるかもしれません。
サリーのナンバーはどれも難しいので、歌はちょっと課題。
感情面では図書室のシーンのビルを思う気持ち、パブの場面からランベスへ帰ってからのジョン卿との心の交流と成長がとても感じられたので、この先もっと良くなってほしいなぁと思いました。
ラストシーンはとても綺麗でした。前の場面との落差がしっかりあって、まさに「化ける」という感じ。サリーという役が合っているのでしょうね。
ジェラルド龍真咲、ジャッキー明日海りおVer.
どちらもビジュアル系だからとっても綺麗。
みりおのジャッキーは大劇場・東京でやっていただけあって、本格的に自分のものになっていました。
まさおのジェラルドは、「育ちのいいボンボンだからちょっと感覚がずれている」という感じがしっかり出ていたところが良かったです。
こうなってくると、逆バージョンが観たくなってくるのですよね・・・
(東京の時に思わなかったのは、ジャッキーのあいちゃんがあまりに上手かったのと、ジェラルドがただの馬鹿みたいで違和感があったからかしら)
惜しかったのはジャッキーのジェラルドに対する想いが全くみえなかったことですね。ちょっと残念。
花瀬みずかがバターズビー夫人。これ、なんで本公演でやらなかったのかしら、という配役でしたけれど。
実は、ちょっと上品だけれどサリーがあーちゃんでも良かったのではないかしら、とか、マリアがあーちゃんのほうが良かったかも、とか思っていました。
始まるまでは。
結果的に、この配役でよかったのですが、歌も上手いし、もっと活躍してほしい娘役なんですよ。
特に月組は全体が若いし、新人公演やバウホールでガンガン主役をやっていた上級生の娘役は、彼女しかいないですからね。
あと、心ひそかなお気に入りのかえことルイスがバターズビー卿とヘザーセットといういい役で満足。
ヘザーセットは、きっちりとした執事という印象。
フィナーレナンバーで、全体が若いのですけれど、センターの園加の後にこの二人が控えていて・・・とてもノーブルで格好よくて素敵でした。
やっぱり、若さだけじゃないんですよね・・・
(でもこの二人、よく似てる・・・)
フィナーレナンバーといえば、マギーと一緒に出てきたみりおじゃないほうの娘役、歌のお稽古頑張ってね・・・椅子から落ちそうになりましたよ・・・
エトワールはあーちゃん。あぁいうところのアクセサリーの使い方とか、本当に上手で素敵でした。
2008/08/05 10:39 AM
ご訪問&TBありがとうございます。
本当に、博多座ミーマイはよかったですよね!
大暴走ミーハー感想パート2をあげてありますが・・・もう一度見たいですよ、本当に。
歌舞伎や文楽もお好きだとか、ぜひぜひまたいらしていただけると嬉しいです。
私もお邪魔させていただきますね。
博多座のミーマイ、本当」でに若さあふれる舞台でした。下級生もそれぞれ「しどころ」があって、楽しそうでした。
私もまさか、この歳になって、博多にまで見にいくようになるとは想像もしてませでした。
同じく歌舞伎や文楽などが好きなので、これからこちらにも寄らせていただきます。
TBを送らせていただきましたので、よろしくお願いいたします。