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追悼・二代目 中村源左衛門丈
10月20日に源左衛門さんが天に召されました.

昨年の三月,中村勘三郎襲名披露とともに助五郎から源左衛門に名前が変わりました.
披露は「一條大蔵譚」の敵役・八剣勘解由.
小さいけれど赤っ面が古風な顔立ちによく栄えていらっしゃいました.
それから約一年半.

役者さんに年齢は関係ないとよく言いますけれど,私が子供のころに見た助五郎さんと,あまりイメージが変わっていらっしゃらなかったです.
以前も書いたことがありましたが,駕籠屋さんといえば助五郎さんと四郎五郎さん.鰹売りも印象的ですね.
一昨年の「たぬき」の火葬場のおじさんなんて,世を捨てているようで一生懸命生きている味わいがあってとっても素敵でした.
力強い役も,江戸っ子の粋で勢いのいい役も,助五郎さん(源左衛門さん)が出てくると,お芝居の空気がパッとその時代に変わってしまう力を持っていると思っていました.
役はどんどん大きくなっていらっしゃいましたけれど,見た目の雰囲気とか声の張りとか,大きく変わっていないように感じました.
ご病気のことも記事で読んだことはあったけれど,舞台からはそれを感じさせないものがありましたし.
今年に入ってから,師匠(十八代目)の歌舞伎座公演がなかったため,観る機会が少し減ってしまっていて,巡業もいけなかったことが,今更ながら悔やまれます.
結局,私の中の最後の舞台は納涼歌舞伎の「南総里見八犬伝」の蟇六さんでした.

花の脇役
花の脇役
関 容子

10人の中の一人として,助五郎さんが紹介されています.
旅回りの役者を経て,19歳のときに内弟子として中村屋に入り,一門を陰になり日向になり支えた方.
内弟子から幹部名題まで昇進した方というのは,確固たるスターシステム(門閥制)をとる梨園の中では異例なことだと思います.
一度は出奔したこともあったようですけれど,最後まで中村屋につかえた方.

「花の脇役」の助五郎さんの回のしめくくりはこんなエピソードでした.
先代の勘三郎さんが亡くなって,師匠が勘九郎さんに代わったときに,「どんなに大変でも役をやらせてください」とお手紙を書かれたそうです.
勘九郎さんは翌日に「あ,わかったからね」とにっこりされて,ほっとされたそうです.
その思いを汲み取って,大きな役をつけた師匠,病気をおして最後までつとめられた源左衛門さん.
‘役’にこだわるという意味でも‘役者’らしい役者さんだった,ということでしょうか…

天国に着いたら,十七代目が「デコちゃん,まだ来るのは早いよ」って仰るのでしょうね…

ご冥福をお祈りいたします.

【追記】
山崎さんの附け打ちエッセンス 〜tukeuchi essence Blog〜にも源左衛門さんの記事がありました.
休演された秋の巡業の「口上」に出演された際のお話が出ています.
実は記事を書きながらあまり実感がなかったのですが,拝読していてやっぱり現実なんだ…と胸が苦しくなりました.
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Comment
urasimaru
2006/10/21 10:19 PM
残念です…。手元に「花の脇役」がないので、文章中からリンクさせてもらいました。

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coco
2006/10/22 8:13 PM
NAOさんならきっと・・・と思ってやってまいりました。「花の脇役」の方に載ってらしたのですね。ちょうど今月の髪結新三を見て、去年の鰹売りは源左衛門さんだったなぁ・・と思い出したりしておりました。8月にも拝見したばかりなのでなんだか信じられませんが・・・ご冥福をお祈りするばかりです。

こちらの記事を拙ブログ記事にリンクさせていただいたのですがご承諾いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。

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NAO :
2006/10/22 10:14 PM
■urasimaruさん
ありがとうございます.
せっかくなので,もし機会があったら読んでみてくださいね.
出奔したときのエピソードも,いまだから笑える的で,でも師匠と弟子のそれぞれ暖かい想いが垣間見えてじーんときます.

■cocoさん
ご紹介ありがとうございます.
きっと源左衛門さんの魅力を伝えるにはまだまだ足りませんが,これでよろしければよろこんで,という感じですよ.

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It comments.









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