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writeNAO
みつわ会「雪/舵」@2007.03六行会ホール
3/16観劇
後方下手側


友人に「たまにはこういうのも観てみたら?」と勧められて観にいってきました.

知らない時代だけれど,どこか懐かしい感じがする作品.
「雪」「舵」ともに久保田万太郎の作品で(みつわ会は久保田作品ばかりを上演しているようです),日常のある部分を切り取った,でも少し非日常的なところもあるような印象を受けました.

大道具,小道具,音とそれぞれの時代を,そして生活を感じられるものであったと思います.
冒頭にも書きましたが,もちろんどちらの時代も実体験したことはないのですけれど,でも‘どこか懐かしい’と感じるのは不思議な感覚です.
日本人が持っている,そしてきっと忘れてかけている波長に合っているのでしょうか…
どちらの作品も,じわ〜っとあとからきいてくる感じがしました.

「雪」は明治末期のイメージかしら.
(作品自体は明治45年3月「太陽」に発表)
お家にある道具の全てが素敵.
あのお針箱,歌舞伎の舞台で見ているときからず〜っとほしいものなんですよね…
あと,言葉がとても綺麗だったことが印象に残りました.
まだなんとなくわかるけれど,この言葉たちももう少ししたら,もしかしたら通じない‘古語’になってしまうのかもしれないと漠然と感じました.


「舵」は戦後のお話.‘古きよき時代’といわれているあたりなのかもしれませんが,高度成長期を反映しているような証券会社の社長夫人である姉と職人の兄弟の物語.
(昭和29年5月NHKのラジオドラマとして書き下ろし,8月「新潮」に「一家」と改題して発表)
作品の,そして台詞のキーワードはまさに‘舵’.

「心の舵をとれない人」
「心の舵をとらない人」
という台詞が心に残りました.

果たして,心の舵はとれているでしょうか?
そして,人生の舵も…


【追記】
オススメしてくださった友人から「髪結の接待が煙管だなんて吸い差しなんて粋ですね」と.まさに!さりげなくて粋でした.でも,さりげなさ過ぎて,うっかりすると記憶からこぼれてしまいそうな…それぐらい日常を切り取った情景,ということなのかもしれませんが.

「雪」の幕開きは女髪結が仕事をしているところから始まるのですけれど,ちょっと「髪結新三」っぽくって,でも男女の差かもっと柔らかくて,ちょっと暖かい感じがしましたね.
あと,最後の場面で障子をあけると雪がちらついているのですが,ほんの少しだけしか見えない雪にもかかわらず,散り方が綺麗でとても印象に残りました.


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Comment
yae
2007/03/22 7:33 AM
NAOさん、おはようございます。

久保田万太郎さんの作品は何気ないですけど、あとからジーンとやってくる不思議な作品ですね。

舞台に今出ていない役者さん達が裏方を勤めているということですので、雪を降らせていたのも役者さんかもしれません。
ですので、ちょっと芝居心のある雪の降り方だったかな・・なんて想像しています。

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NAO :
2007/03/26 1:28 PM
■yaeさん

本当にねぇ・・・
私は舞台のインパクトとしては「雪」のほうがハマったし印象に残っているのですけれど、
「舵」の高度成長期のひずみみたいなものとか、時代のギャップみたいなものが日常に包括されているのも面白かったですね。

また次の公演も観にいけたらいいなと思っています。

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