<< 第2回 若伎会 | main | 第四回 竹登会(坂東竹三郎一門勉強会) >>
writeスポンサードリンク
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

TOPへ
参加してます、クリックしてね♪ 応援! ブログ村ランキング | - | - | -
writeNAO
ちょっと変わっていました

(写真提供;友人M嬢)

6/16観劇
椅子席上手側

細かいところはわかりませんが,ちょっとずつ色々変わっている気がしました.
伝吉内が一番顕著だったように感じました.
伝吉・おとせ・十三郎・久兵衛の関係が,家族としてベクトルは違えど抱えている悩みや思いは共有化されている,という関係がぐっと濃密になっていたと思いました.
久兵衛が帰るときに見送る十三郎の後悔と申し訳なさ,息子の手前,深刻なそぶりは見せずに出て行って,家の裏側でがっくりと肩を落としてとぼとぼと去っていく父親の姿がとても印象的でした.

そして伝吉については,おとせとの家族関係がしっかりしてきたと思ったのがひとつと,真実と建前が表裏一体で悩むところがまた一段と深くなっていると思いました.
一人語りのところの音楽が,音量が全体に小さくなって,台詞が聞き取りやすくなったのと,音そのものの修正をしたのかはよくわからないのですが,以前は音にあわせた,台詞の妙な抑揚とそこからくる間が持たない感がきになっていたのですが,解消されていました.その分,心情がしっかりと台詞として表れているという感じがしましたね.
抑揚が減る分,大きな盛り上がりには欠けるかもしれませんが,この方が全体的な間とか,伝吉が持つ負(過去)の部分,そこから抜け出したいけれど抜け出せず因果が廻ってきた後悔など,台詞の間にある想いがにじみ出てくるような気がしました.
もちろん,音が変わっただけが理由ではないと思いますけれど,笹野高史という俳優が持っている底力が出てきたように感じました.
お竹蔵はやっぱりゾクゾクする部分が多くて.
悪党スイッチが入って,数珠を切るところは静かにブチッっと切って,放り投げてからアクセル全開という感じでしょうか.
いきなり盛り上がるよりも不気味さが増していたように思いました.
でも、この場面はきっと日々大きく違うのかしら、と思ったりしています.
伝吉に引っ張られているのか,この場のお坊はとてもいいですね.ビビリ具合とか,チンピラ感が出ていて結構だと思います.

おとせと十三郎に関しては,吉祥院がすごく良くなったと思いました.
あんな兄でも頼るしかなくてたずねてくるぐらいの切羽詰った感と,力になるといわれたときの本当に嬉しそうな様子が痛々しいぐらいでした.
殺し場をやらないことによる,二人が嬉しそうに去っていく残像と,その後の惨劇のギャップが却って苦しいです.
お坊とお嬢は今回は本当に兄弟的要素が強くて、不思議な色気はないけれど、その分三人の吉三の義兄弟としてのつながり,魂のつながりという部分がクローズアップされていると思います.
和尚を頂点としたおとせ・十三郎の関係,また反対側にはお坊・お嬢との関係.
本当の兄弟と義兄弟の蝶々型のような三角関係は,どちらが表でどちらが裏なのかわからないぐらい歪んでいるけれど,その歪みの中でしか生きられなかった人たちの関係が視覚的な形になっているように感じました.

とにかくまぁ今回は,観ていても吉祥院で疲れるのなんのって…
バサーっと雪をかぶってクールダウン,といいたいのですが,舞台の上の三人がすごすぎて,なかなかそうはいかない…と感じた今回でした.
TOPへ
参加してます、クリックしてね♪ 応援! ブログ村ランキング | 01 感想など | comments(0) | trackbacks(0)
writeスポンサードリンク
スポンサーサイト
TOPへ
参加してます、クリックしてね♪ 応援! ブログ村ランキング | - | - | -
Comment
It comments.









Trackback URL of This Entry
http://naochannel.jugem.cc/trackback/859
Trackback

Recommended